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その昔、とても重要なミーティングのナビゲーターを、当日の朝、急遽頼まれた事があった。

そのプロジェクトはとても大きなプロジェクトで、ミーティングにも各人の思いが詰まっている。
その頃、ただ単にプロジェクトチームのプレイヤーとして参加していたわたしは、
そのミーティングが終わったあと、妙に疲れてしまった。
プロジェクトチーム全員の、目標達成という重圧を、勝手に背負ってしまったのだと思う。

わたしはその後、リーダーというものを深く考えることに。

そんな折、会社経営をされている方と話す機会があった。
この人は一体どうしているのだろう、と思った。

良く見ていると何となく気づいたことがあった。

その人は、何十年先の自分自身のビジョンを持っていた。
それは部下による変化を望むものではなく、自分がどうありたいのか、というビジョンだった。
どんなことがあっても、その目標に向かって今に全力を尽くしている。

と言っても、関わる人に目もくれずに、のではなく、逆にとても目にかけていて、
生業に必要な技術については、全部持ってってと言わんばかりに、
持っているすべてのものを惜しみなく提示してくれる。

けれど、姿勢については、自分自身を超えていくことを見せる事、だと知っているのだろう。

そうしておいて、こんな風に言う。
ワクワクする事だけ選択していていいからね、と。
そうすれば、自分を超えていきたいと思えることと必ず出会えるからね、と。

だからなのか、時には痛感させられるような言葉をいただいた事もあったけど、
不思議とその後、琴線に触れるほどの言葉と変化していったりするのだ。

リーダーという役割。
プレッシャーもあるかもしれない。
でもやっぱり、自分が目標に向かっているということが大切なんだと思い知らされた、あのミーティング。

一つ越えたらまた次の、その時その時の、超えたい自分が待っていてくれている。
しかもワクワクという形で、周りをいい意味で巻き込んでいくことができるのだ。