歌舞伎IMG_0027

 

 

今日は国立劇場に、歌舞伎鑑賞教室を見に行ってきました。

この日をとても楽しみにしていました。

さらに先日、誘って下さった方が、浴衣で行こうかと言って下さり、
この日を思いっきり楽しみたいと思っていた私は、
その提案がとても嬉しく、そして本当に楽しい一日にしていただきました。

今日の演目は『州三間同棟由来』

切り倒されそうになった柳の木を助けた武士に、
その柳に宿っていた柳の精が恩を返すため、人間の姿をかり、
武士と出会い、結婚し、一家の子孫を残し、繁栄させていくというお話し。

しかし、柳の精は最後まで一家の繁栄という恩を返していくものの、
家族としての幸福は悲しい結末に終わります。

 

昔の人たちは、自然は人間界を取り巻く、
聖なる領域ということを強く心得ていたんだろうと思います。

自然を助けるものは助けられる。
けれど自然は、恐れ敬うべきものであるが故に、
一緒に暮らしていくことは出来ない存在という説があると言います。

人にとって自然は尊いもの。
それ故に、共に暮らしていくことは出来ないけれど、
共に共存していくことは出来るのだ、と、
在るべき場所に自分の命を置くことの大切さを、
教えられているような、そんな気がしました。

 

時代を経て受け継がれている伝統芸を感じさせてもらえる時、
すぐに言葉にするのが難しい何かが心に残り、
大切にしなければいけない何かがあると、
身体の軸の部分を揺らされている感覚がします。