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お笑い芸人のコンビ、ピースの又吉直樹さんが書かれた小説。

「火花」を読みました。

わたしはあまり早く本を読める方ではないのですが、
この本はあっという間に読み終えることが出来ました。

何というのか、又吉さんが伝えたいことが純粋で、
心に違和感なく入ってくる感覚がありました。
そして気づかぬうちに心に入ってきていたものが
後からじわじわと思い出される、そんな感じがしました。

哀愁が美しくもあり、憂鬱が素晴らしいものでもあり、
人間同士の切なくも温かく、素直で純真な本だったと思います。

又吉さんのお母さんが、この本を読んで、
最初に言った感想は、「ちょっと難しい」だったそうです。
そして、そのあと3回ぐらい読んだら、少しづつ分かって来た、と
仰ったそうです。

何となくわかる気がしました。
本当は心の奥底で誰しもが感じていること、
けれど、日常の中では必要のないものとしているもの、が書かれてあって、
だから最初は心の奥に隠れていた想いを引き出されるのに時間がかかるけど、
一度引出されれば、すんなりとどんどんうなずけ始めるんだろうなと。

そんな風に感じました。